本記事では2013年に発売された初代E-M1がまだまだ現役で使えるかどうかを、
私の主観でレビューします。
具体的には、私が実際に、この初代E-M1で撮影した写真を見ながら、
解像感、ダイナミックレンジ、画作り(色乗り)、夜景の撮影(高感度耐性)などを書いていきます。
2013年発売なので、中古であればかなり低価格で購入することができます。
(私は2万5千円程度で購入しました)
私は、どちらかというとレンズが重要派なので、ボディの予算を抑えて、浮いた分をレンズに費やしたほうがいいと考えます(あくまで個人的な意見です)
ですので、本記事を読んで、初代E-M1が許容範囲であれば、
これほどお買い得なカメラは無いと思います。
購入を考えている方の参考になれば嬉しいです。
[本記事の目次]
- まず結論から!初代E-M1はまだまだ使える
- 解像感:ローパスレスにより、1600万画素でも必要十分
- 画作り(色乗り):「青」が綺麗
- オートフォーカス:必要十分
- ダイナミックレンジ
- 高感度撮影は現行機に比べると劣るが、レンズでカバー
- 防塵防滴でアウトドア使用でも安心
- まとめ
まず結論から!初代E-M1はまだまだ使える
いきなり結論ですが、
私としては、初代E-M1、まだまだ現役で使えると思っています。
実際、かなり気に入っていて、毎週のように持ち出して撮影しています。
以下説明していく解像感やダイナミックレンジ、に加えて、
まず、大きさが最高!
手が大きくない私にぴったり、グリップしやすい大きさカメラです。
私の手は男性にしては大きくなく、
例えばキヤノンやニコンの中級機一眼レフだと少し大きく感じます。
それらよりも二回り程度小さいE-M1は私にとって握りやすいです。
また、E-M1は、作りが良く(頑丈!)、防塵防滴であるところも気に入っている理由です。
私は趣味が登山や海に行くことなので、アウトドアカメラとして大活躍しています。
以下、実際にE-M1で撮影した写真を見ながら、おススメの理由を書いていこうと思います。
解像感:ローパスレスにより、1600万画素でも必要十分
現行機ですと、2000、3000万画素は当たり前になってきていますが、
この初代E-M1は1600万画素です。
でも、パソコンのモニタで多少拡大する程度、もしくは写真のL判で印刷する程度の私にとっては1600万画素は十分。
むしろ画像の容量が小さくて嬉しいと感じるくらいです。
1600万画素でも、ローパスフィルタレスのおかげか、以下の写真では森や草の部分など良く解像していることがわかると思います。
絞りはF8.0くらいまで絞って撮影しました。
ちなみにレンズはZUIKO 11-22mm f2.8-3.5を利用して撮影しました。
画作り(色乗り):「青」が綺麗
色乗りはレンズの影響もかなり大きいと思いますが、私の所持しているレンズだと(例えば11-22mm)きれいな青が印象的な写真が撮れます。
一般的にも言われていますが、オリンパスは比較的鮮やかな絵作りをしていると思います。
ですので、インスタなどのSNS用に写真を撮りたい人にもおすすめです。
オートフォーカス:必要十分
E-M1は像面位相差方式で動体にも食いつくオートフォーカス性能を持っています。
そもそも、E-M1シリーズは子供や鳥など、動体撮影に強い機種の位置づけで開発されているので、この項目は問題ないでしょう。
特に動体のオートフォーカスに関してはMark II、Mark IIIと進化を重ねていますが、初代でもかなり使えるレベルです。
当然、走っている子供にもフォーカスを合わせられます。
マウントアダプタ・MMF-3を使えばZUIKOレンズでも速いAFを実現
オリンパスのミラーレス用のレンズと言えば、
マイクロフォーサーズ規格の「M.ZUIKO」ですが、
ミラーレスの前、つまり一眼レフ時代はフォーサーズ規格の「ZUIKO」レンズを開発・販売していました。
このZUIKOレンズは、その写りの良さからかなり評判が良く、今でも愛好家が多いです。
このZUIKOレンズは、マウントアダプタを用いることで、現行のミラーレスカメラに装着することができるのですが、オートフォーカス(AF)方式の違いなどにより、本来のフォーカススピードが発揮できません(かなり遅くなります)。
しかし、E-M1シリーズは像面位相差というAF方式を用いているため、ZUIKO本来の、一眼レフ時代のフォーカススピードで撮影することができます。
具体的には、E-M1シリーズに、以下のマウントアダプタ・MMF-3を用いることで、ZUIKOレンズでも速いオートフォーカスを利用することができます。
(それゆえ、私はE-M1を選んだといっても過言ではありません)
ダイナミックレンジ
一世代前のカメラから、ダイナミックレンジが大幅に改善されたセンサーを搭載しているため、今でもまだまだ十分戦えるレベルです。
実際にDxOMarkのスコアはマイクロフォーサーズ機の中では今でも高い部類に入っていると思います(ダイナミックレンジ:12.7 on DxOMarkスコア)
以下の記事では、私が実際に初代E-M1を使って、
明暗差の大きいシーンを撮影した写真を載せています。
興味のある方は是非ご覧ください。
高感度撮影は現行機に比べると劣るが、レンズでカバー
高感度体制は、現行機に比べると劣ってしまいます。
DxOMarkにオリンパスE-M1 Mark II のスコアが掲載 - デジカメinfo
上の記事を見るとわかるように、E-M1 mark IIは高感度耐性が大幅に向上しています。
なので、予算が許す方、且つ、夜景を撮る方はMark IIのほうが良いでしょう。
私もさんざん悩みましたが、我が家の子供はまだ小さく、
夜はあまり外出しないので、初代を選びました。
ですので、暗いシーンでの撮影頻度を考慮して、初代にするか、mark II以降にするかを考えるのが良いと思います。
(当然、mark II以降は値段が上がります)
解決案:マイクロフォーサーズの豊富な明るい単焦点レンズを使う
マイクロフォーサーズには明るい単焦点レンズがたくさんあります。
これを使えば夜景も手持ちで撮影できます。
例えば、以下の写真は、私が実際に、「初代E-M1 + Leica 15mm f1.7」で撮影したものです。
夜の街を、手持ちで撮影しましたが、ぶれることなく撮れました。
以下の記事で、同じカメラ+レンズで夜景を撮影した写真を多数載せているので、興味のある方は是非ご覧ください。
防塵防滴でアウトドア使用でも安心
E-M1シリーズは防塵防滴仕様になっています。
ボディもずっしり、頑丈な造りなので、アウトドアに持っていく人にはぴったりです。
私は登山が趣味なので、大きさもちょうどよいE-M1は重宝しています。
私はさらに以下のカメラホルダーを付けて登山しています
カメラをバッグにしまうことなく、撮りたいときにすぐに取り出せるので、
シャッターチャンスを逃しません。
便利!
まとめ
初代E-M1、上に述べたように、高感度耐性が若干弱いものの、それ以外の解像感、ダイナミックレンジ、色乗り性能は申し分ありません。
さらに防塵防滴仕様でアウトドアシーンでも使えるし、
マウントアダプタ・MMF-3を使えば、名機・ZUIKOレンズも高速オートフォーカスで使用できます。
よって、わたしの結論は:
初代E-M1はまだまだ現役で使える!
です。
冒頭にも書きましたが、私は初代E-M1をアマゾンの中古で2万5千円程度で購入しました(状態も「非常に良い」で、この値段でした)。
この値段でこの写りはお買い得だと思います。
これからも、初代E-M1で撮影した写真をアップしていくので、
引き続き本ブログをよろしくお願い致します。