本記事では、
「Panasonic GX7mk2 + Leica 15mm f1.7」
をヨーロッパの街(ドイツ・ハンブルク)に持ち出し、
撮影したストリートスナップを紹介することで、
このカメラとレンズの魅力を伝えたいと思います。
カメラ・レンズ共にコンパクトですが、はき出す画は圧巻!
解像感はもちろん、ボケで遊べるし、モノクローム機能で雰囲気の良いスナップが撮れます。
以下、昼間/夜、風景/モノ撮りなど、様々な写真をお見せしますので、購入を検討されている方の参考になれば嬉しいです。
[本記事の目次]
- コンパクト、且つ、お手頃価格のGX7mk2・単焦点レンズキット
- GX7mk2+Leica 15mm f1.7で撮影した風景スナップ
- GX7mk2で新搭載された「L.モノクローム」
- 単焦点レンズ Leica 15mm f1.7のボケを活かしたスナップ
- f1.7の明るさは夜景や室内の撮影にも便利
- まとめ
コンパクト、且つ、お手頃価格のGX7mk2・単焦点レンズキット
ストリートスナップ用に、
「コンパクトだけど写りに妥協したくない」
そして「(中古で良いから)手頃な価格」
という条件で探した結果、たどりついたのがこのカメラとレンズ。
レトロデザインが好きなので、E-M5に引き続き、シルバーをセレクト。
結論から言うと、買って正解。かなり満足しています。
まずはレンズ、めちゃめちゃ写りが良い!
解像するし、色のりいいし、おまけに明るいので夜景も撮れる。
さすがLeicaブランド!
画角も35mm判換算で30mmと広角なので、風景スナップが好きな人にはかなり使いやすいです。
そしてカメラ。
ローパスフィルタレス+初代GX7に比べてシャッターショックが圧倒的に小さくなったので、単焦点レンズと組み合わせることでかなり解像感のある画が撮れます。
(ボディ内手振れ補正も付いているので、レンズに手振れ補正が無くても安心)
さらにPanasonicのカメラの特徴でもある、わかりやすい操作・UI。
気軽に撮影するストリートスナップで、操作が煩雑だと無駄なエネルギーを使ってしまいますが、Panasonicの一眼はそれが無くていいです。
以下、このカメラとレンズの組み合わせで撮影したスナップショットを紹介していきます。
黒もいいですね!
GX7mk2+Leica 15mm f1.7で撮影した風景スナップ
ドイツのハンブルクにこのカメラとレンズを持って、写真撮影してきました。
写真は全て撮って出し、本ブログへのアップは解像度を長辺960ピクセルまで落としているので、その点を踏まえてご覧いただけたら幸いです。
(私のカメラの腕も初心者レベルなので、そこも考慮してください(笑))
広角単焦点なので、目で見て、いいなと思った景色をすぐに撮ることができます。
まさにスナップ写真。
上で説明した通り撮って出しなのですが、Panasonicのカメラは(私の印象では)派手過ぎず、落ち着いた色なので個人的に大好きです。
歴史あるヨーロッパの街並みにぴったり。
街を散策していて見つけた景色。
鏡のような水面が綺麗でした。お気に入りの一枚です。
もう暗くなりかけていたので、F値を絞れず、f2.2で撮影したのですが、しっかり解像していると思います。
ハンブルクは歴史ある、大きな、背の高い建物が多いです。
そこで活躍するのが広角レンズ。
大きな建物でもしっかり枠に入れてくれます。
カメラ本体は違いますが、同じくLeica 15mm f1.7で撮影した風景スナップ、特に海や自然を撮影した写真は以下の記事にたくさん載せています。
是非併せてご覧ください。
この記事で使用したカメラは初代E-M5です。
GX7mk2で新搭載された「L.モノクローム」
GX7mk2から搭載されたモノクロ写真を撮る機能「L.モノクローム」。
モノクロ写真自体は先代でも取れたのですが、L.モノクロームは陰影や質感をより表現しやすくした、つまりより雰囲気のあるモノクロ写真が撮れる機能です。
この機能も、このカメラを購入した理由の一つなので、早速使ってみました。
自転車の寂れた感じや、石畳の質感がいい感じですよね。
実際、自転車は赤い色で、カラー写真を見るとだいぶ雰囲気が違います。
ボケをつかってもいい感じです。
ピントが合っているところは質感も良く出ていますよね。
この写真も色付きで見ると、かなりカラフルなのですが、モノクロームにすることで質感に焦点を当てられて、全然雰囲気の違う写真になります。
このL.モノクロームは陰影の表現に定評があったので、明暗差の大きいシーンを撮ってみました。
評判通り、陰影部はかなりいい感じ、また全然黒潰れせずに、ディテールが残っています。
GX7mk2以降に搭載されたL.モノクローム、ストリートスナップが一段と楽しくなるので、是非体験してほしいです。
単焦点レンズ Leica 15mm f1.7のボケを活かしたスナップ
このレンズはf1.7という明るさが武器です。
マイクロフォーサーズでも、これだけ低いF値であればボケを使った写真も撮れます。
背景は綺麗にぼけるし、焦点が合っている瓶は良く解像しています。
このメリハリ、最高ですね。
地面の濡れてる感じも良く表現できています。
GX7mk2は背面がチルト液晶なので、このように低いアングルや、逆に手を伸ばして高いアングルからも撮影することができます。
さらに単焦点レンズを活かして、手前の枯れ葉にピントを合わせて背景をぼかしてみました。
GX7mk2+Leica 15mm f1.7の組み合わせであればこんな写真も簡単に撮れてしまいます。
f1.7の明るさは夜景や室内の撮影にも便利
このレンズの低いF値は、ボケだけでなく、暗いシーンでの撮影、つまり室内や夜景でも便利です。
写真は、ドイツ・ハンブルク市内にある教会の中を撮影した写真です。
ヨーロッパの教会は雰囲気がとても良いのですが、暗いことが多いので、写真撮影は難しいです。
しかしこのLeica 15mm f1.7を使えば、そんな暗いシーンでもブレることなく、またディテールをしっかり写した撮影が可能です。
マイクロフォーサーズは撮像素子が小さいため、暗いシーンでは不利ですが、そこはこういった明るい単焦点レンズでカバーできます。
また、以下の記事では、このLeica 15mm f1.7を使って夜の街や夜景を撮影した写真をたくさん紹介しています。
こちらも参考になると思いますので、是非ご覧ください。
まとめ
ストリートスナップがやりたくて、GX7mk2+Leica 15mm f1.7(単焦点レンズキット)を購入し、街に持ち出した結果、かなり満足のいく写真が撮れました。
今までは標準ズームを持って出かけていたのですが、風景撮影が多かったのでほとんど広角側を使っていました。
なので、今回は思い切って、広角単焦点レンズだけ持ってスナップに出かけてみたところ、風景は問題なし(むしろ単焦点レンズの解像感でより良い写真になった)、さらにボケを活かした写真も撮れて、むしろ幅が広がりました。
このモデル(レンズキット)は2016年に販売開始したので、すでに5年以上経ってます。
さらに新型(GX7mk3)も販売されているため、俗に言う型落ちですが、本記事で紹介したように十分すぎるくらい綺麗な写真が撮れます。
また型落ちということは値段も安い。
中古であれば、カメラ+ライカの単焦点レンズキットでもかなり手頃な値段で手に入れることができます。
特に私のようなストリートスナップ用途であれば、この値段のカメラ・レンズであれば安心して持ち出せるのではないでしょうか。
(高すぎると、ちょっと気を遣っちゃいますよね)
コンパクトなサイズを活かして、バッグに常に入れておくような、いつでもスナップできるカメラとして使うことをおすすめします。