本記事では、以下のレンズ・カメラを持ってイタリア・ヴェネツィアを旅行した時の写真を紹介します。
街全体が世界遺産として認定されているヴェネツィアということで、被写体が良いのはもちろんですが、
広角24mm(35mm版換算)から撮れて、
且つ、F4通しの便利ズーム、Pentax DA 16-45mm f4はとても使い勝手が良かったです。
また、ダイナミックレンジの広さ、高感度耐性もあるK-5との相性も良いと思います。
本記事が、このレンズやカメラに興味を持っている方の参考になれば幸いです。
※ 注意
本記事の写真は全て長辺1280ピクセルに縮小しているため、
特に解像感は失われています。
そこを差し引いて見ていただければと思います。
[本記事の目次]
- 旅行写真には最適?ペンタックス
- レンズ(Pentax 16-45mm f4)レビュー
- 作例(サン・マルコ広場周辺)
- 作例(ヴェネツィアの街並み・ゴンドラ)
- 作例(ブラーノ島)
- 作例(夜景)
- 作例(室内)
- まとめ
旅行写真には最適?ペンタックス
レンズ(Pentax 16-45mm f4)レビュー
まず、ざっくりこのレンズ、Pentax DA 16-45mm f4をレビューしたいと思います。
レビュー項目は
- 色のり
- 解像感
- ボケ
- ダイナミックレンジ
- 高感度耐性
ダイナミックレンジと高感度は、カメラボディ(今回はK-5)に依るところが大きいですが、レンズは16-45mmを使ったので、参考になるかと思います。
※ ちなみに私はこのレンズを、アマゾンの中古で1万5000円程度で購入しました。
未だと1万円ちょっとで買えることもあるみたい。
コスパ最高です。
色のり
このレンズ、発色が良いです。
俗に言う「栄える」画像が撮れると思います。
上の写真はヴェネツィアの街、海、空を撮影したものですが、
綺麗な青と緑、そして建物の屋根のオレンジが発色しています。
解像感
(この写真だけ少し大きいサイズ(長辺1920pixel)でアップしてみました)
解像感もまずまずではないでしょうか。
絞ればしっかり解像します。
個人的には、解像感に関しては以下のsigma 17-70mm f2.8-4のほうが良い気がしますが。Pentax 16-45mmでも(少なくとも私にとっては)十分かなと思います。
参考までに、以下の記事はsigma 17-70mm f2.8-4(+同じカメラボディ:K-5)で撮影した写真を載せています。興味のある方は是非。
ボケ感
Pentax 16-45mmは絞り値F4なので、それなりにボケます。
上の写真のように、ちょっとマクロ気味に、料理の背景をぼかしたり、
ポートレートもそれなりにぼかせます。
APS-C用のレンズ、つまりボディの撮像素子もそれなりに大きいので、ぼかした雰囲気のある写真が撮れます。
ダイナミックレンジ(ボディ K-5)
ダイナミックレンジはPentaxの得意分野、
上の写真は夕方、ゴンドラに乗ってヴェネツィアを撮影したものですが、
明暗差の大きいシーンにも関わらず、ディテールが潰れず、しっかり残っています。
こんな写真が撮れるのがPentaxの強み!!
以下の記事は、Pentax K-5をレビューしたものです。
様々なレンズ(3つの標準ズーム)で撮影した森の写真を載せています。
暗いシーンでの撮影でもしっかりディテールが残っていて、ダイナミックレンジの広さがわかる記事だと思います。
(実際、K-5はセンサースコアを見ても、ダイナミックレンジが広い!以下の記事にスコアも記載しています)
高感度
Pentaxのカメラは、本記事で用いているK-5以降、高感度耐性が大幅に向上しました。
その恩恵で、上のような夜景写真が撮影できます。
レンズの観点からも、このレンズはF4通しレンズ(ズームしても、F値4をキープできる)なので、夜景撮影にはとても便利です。
ヴェネツィアの夜景、そりゃもうめちゃめちゃ綺麗ですが、写真におさめるには難易度が高い・・・そんなときはPentaxの力を借りましょう!!
レンズ:Pentax DA 16-45mm f4
カメラ:Pentax K-5
以下、このレンズとボディの組み合わせで撮影したイタリア・ヴェネツィアの写真を載せていきます。
作例(サン・マルコ広場周辺)
Pentax 16-45mm f4の広角側は35mm版換算で24mmスタート。
これは高い建物などを撮影する際に超絶便利です。
他の標準レンズでは見切れてしまう、上の鐘楼なども、しっかりおさまります。
作例(ヴェネツィアの街並み・ゴンドラ)
何度も言いますが、ヴェネツィア、マジで綺麗です。
特にゴンドラから見た景色は忘れられません。
ただ、写真を撮る観点からすると、結構難しいシーンが多いです。
例えば上の写真のように、建物の間を通るため、日陰が多く、明暗差が大きい。
そんなときこそPentaxが大活躍します、日陰部分と奥の日向、両方しっかり写ります。
ヴェネツィアの街並みを散歩中に撮影した写真。
これぞヨーロッパの街並み、という感じ。建物の寂れ具合や、壁の色が落ちているのも全て含めて雰囲気良し!
上の写真はアップするためにかなり縮小した(横の長さが1280pixel)ので、ちょっと潰れてしまっていますが、縮小前の写真はかなり解像していました。
作例(ブラーノ島)
ヴェネツィアは周辺の島を含めて世界遺産と認定されており、このブラーノ島も含まれています。
ブラーノ島はカラフルな家が並ぶ街並みが有名。
カメラとレンズの色のりが試される街です(笑)
ブラーノ島と街のメインストリートだけでなく、裏通りにもカラフルな家が並んでいます。
裏通りこそヨーロッパならではの美しさが見られたりするので、ダイナミックレンジの広さも重要。
明暗の大きいシーンでも白とび・黒つぶれせずに撮影できます。
作例(夜景)
Pentaxカメラ・レンズの高感度耐性のおかげで夜景も綺麗に撮影できます。
上の写真はヴェネツィアの中心、サン・マルコ広場で撮影したのですが、
ヨーロッパは街灯が少なく、ネオンなども無いため、街中とは言え暗いです。
しかし、そんなシーンこそ美しく、写真におさめたい・・・本記事で紹介しているカメラやレンズはそんなあなたの望みを叶えてくれますよ?
(しかも中古で買えば、レンズが1万5000円程度、カメラボディも同じくらいなので、合計3万円で揃ってしまう・・・驚異のコスパ)
もう一度登場のこの写真。
この写真は夜、ヴェネツィアの観光スポットの一つであるリアルト橋から撮影した写真です。
ゴンドラや運河沿いのお店のライトが綺麗、且つ、そのライトに照らされた建物も美しいです。
写真としては、暗く、照明もある難しいシーンですが、素人の私でも本記事のレンズとカメラでなんとか撮影できました。
ちなみに、私は旅行ブログも書いていて、そこにリアルト橋を紹介する記事を書きました。旅行を考えている方は見てもらえると嬉しいです。
作例(室内)
高感度耐性、ダイナミックレンジの広さのおかげで、室内もしっかり撮れます。
上の写真はサン・マルコ寺院の中の教会の写真です。
例えば写真の下部の椅子のディテールを残そうとすると上部の壁画が潰れちゃうし、逆もまたしかり。
でも明るい部分、暗い部分とも、しっかり残すことができました。
写真のような、室内にある展示物も、もちろんちゃんと写ります。
この金の展示物(パラ・ドーロ)の周りも見てほしいのですが、後ろの暗い部分や窓付近、観覧者の顔や髪の毛もしっかり写ってます。
素晴らしい!
当然、レストランなどでもこのレンズ・カメラは使えます。
写真はリアルト橋近くのレストラン "Trattoria alla Madonna"で食べた蟹料理です。
明るい単焦点レンズを使わなくても、このレンズ Pentax 16-45mm f4でも十分明るく撮れます。
レストラン "Trattoria alla Madonna"の様子は以下の記事に書かれています。
興味のある方は是非。
まとめ
本記事では、Pentax 16-45mm f4レンズのレビュー及び作例を紹介しました。
レビューした項目は以下の通り:
- 色のり
- 解像感
- ボケ
- ダイナミックレンジ
- 高感度耐性
いずれも平均点が高く、さらにPentaxボディの性能も加わって、私としては良い写真が撮れています。
さらに、コスパが最高。
私はアマゾンで、中古でこのレンズを購入しましたが、確か1万5000円~2万円の間で、かなり状態の良いものが買えました。
(今ならもっと安いかも)
本記事で紹介したレンズ:Pentax DA 16-45mm f4
ちなみに、ボディのK-5も中古で1万5000円くらいから買えるので、
なんとレンズとボディ両方そろえても3万円・・・安すぎでしょ(笑)
Pentaxのカメラは操作性も最高で、設定変更が分かり易い。
一眼を本格的に始めたい方にオススメ!
本記事で紹介したカメラ:Pentax K-5