本記事では、マイクロフォーサーズの人気広角単焦点・Leica DG SUMMILUX 15mm f1.7 で撮影した風景スナップを紹介します。
35mm換算で30mmという、景色を撮影するには使いやすい画角で、且つ、シャープさ、色乗りも大好きなレンズなので、購入を検討している方の参考になればと思います。
本ブログでは以前、このレンズを使って(手持ち)夜景撮影を行いました。そこでは絞り開放で、明るさを最大限に活かした撮影をしました。
本記事では、日中、十分明るい状況で、しっかり絞った状態で(f8.0)、海を撮影しました。解像感や色乗りなどを伝えられたらと思います。
[ 本記事の目次 ]
- 景色を撮るのに便利な画角の単焦点Leica DG 15mm f1.7
- 解像感:細部まで解像
- 色乗り:空、海の青がきれいに発色
- ボケ:きれいにボケるが、広角なのでポートレートは難しい?
- レンズが小さいのでコンパクトなシステムに仕上がる
- まとめ
景色を撮るのに便利な画角の単焦点Leica DG 15mm f1.7
私は一眼購入当初、どこか出かけると言えば広角ズームレンズを持っていきました。
その頃の写真を見返してみると、ほとんどが広角端での撮影、つまり35mm換算で28~35mmくらい?
ポートレートや物を撮るときにたまに望遠端を使いましたが、50mmなど定番単焦点レンズの購入により、望遠側を使う機会は日に日に減っていきました。
そこで気づいたんですが、
「景色撮るなら広角単焦点でよくない?画質も上がるし!」
ということで手に取ったLeica DG 15mm f1.7、初ライカ!!
前評判通り、めちゃめちゃいい!この後に写真を見せながら説明しますが、解像感や色乗りが最高!開放で撮ればぼかせられる!
特に、本来の目的で合った風景写真でその威力を発揮しています。
このレンズは35mm換算で30mmという画角、個人的には「ここの景色奇麗だな」と思ったところでシャッターを押すと、そのまま写真に表れる画角で使いやすいです。
(誤解を恐れず言うと、スマホみたいに、カメラアプリ起動して、そのまま撮影する感覚。ズームなくても全然困らない)
解像感:細部まで解像
まず解像感、私自身、かなり気に入っています。
岩の細部や波打ち際もしっかり解像してカリカリですよね。
ちなみにこの写真を撮影したカメラは「初代E-M5」です。
初代E-M5、気に入っていたカメラでしたが、キットレンズを付けて撮影すると、たまに「ちょっと眠たい写真だな」と思うことがありました。
しかし、このLeica DG SUMMILUX 15mm f1.7を購入してから、写真が一気に変わりました。
まず、一目見た時の雰囲気が全然違うし、
解像感で言えば「線が細く(きめ細かく)、しっかり解像している」という印象を受けました。
この写真でも、パラソルやボートなどがしっかり解像していることがわかると思います。
自然も建造物も何でもきっちり解像します。
色乗り:空、海の青がきれいに発色
Leica 15mm f1.7、空と海の青がめちゃめちゃ奇麗に出ます。
(カメラがE-M5なので)オリンパスの画作りの影響もあるかもしれませんが、
私の印象としては、私が他に所持しているマイクロフォーサーズレンズ(E-M5のキットレンズ:12-50mmなど)よりも、かなりクリアで、濃い青の発色です。
※E-M5のキットレンズ:12-50mmもかなり便利なので、本ブログで後日紹介します。
そういう意味では、以前紹介した「ZUIKO DIGITAL 11-22mm f2.8-3.5」に似ているかもしれません。
下の写真はフランスのコートダジュール、アンティーブという場所の海で撮影しました。
ニースの海とはまた違う色ですが、こちらの海もクリアで、濃い青で、私は大好きです。
その青さが、このレンズによってしっかり表現されています。
ボケ:きれいにボケるが、広角なのでポートレートは難しい?
上の写真はLeica 15mm f1.7 で私の息子を撮影したものです。
ボケはとても奇麗です。
ただし、画角的に背景をぼかしたポートレートは難しいかも。
画角が広すぎて、かなり寄らないといけないので。
(撮影されるのを嫌がる年齢になっていまったため、広角レンズでのポートレートは難しい・・・)
一方で、テーブルフォト、料理、室内の写真にはすごく向いていると思います、広角の画角が活躍します。
家のテーブルにワインボトルを置いて撮ってみました。
しっかり、奇麗にぼけていることがわかると思います。
さらに、下でも説明しますが、Leica 15mm f1.7 はレンズ自体すごく小さい(全長が短い)ので、レストランや家の中での撮影も圧迫感がないです。
(レストランででかいカメラを出すと変な注目のされ方をしてしまうので・・)
レンズが小さいのでコンパクトなシステムに仕上がる
上の写真はLeica 15mm f1.7 を E-M5に付けた様子です。
非常にコンパクトであることがわかると思います。
私はいつも小さめのショルダーやウエストポーチに入れて、撮りたいときにすぐに取り出せるようにしています。
上でも書きましたが、この大きさだったらレストランや家の中でも圧迫感無く撮影ができますね。
ちなみにこのLeica 15mm f1.7、カラーは「シルバー」と「ブラック」の二種類あります。
私は所持しているE-M5やGX7 markIIがシルバーなので、レンズもシルバーをチョイスしましたが、ブラックもかっこいいと思う今日この頃・・・
シルバーのE-M5に加えて、ブラックのE-M1も所有しているので、ブラックも欲しいな・・とたまに思います。
E-M1のブラックにシルバーのLeica 15mm f1.7を付けた様子はこちら
これはこれで悪くないですけどね、
E-M1のデザイン的に、シルバーレンズのほうがレトロ感が増すので。
ちなみにこのレンズはPanasonicのGX7mk2やmk3のキットレンズとしても販売されています。
私はGX7mk2も所有しており、こちらのレンズを使ってストリートスナップをした写真を以下の記事に載せたので、是非ご覧ください。
まとめ
本記事では、実際に撮影した写真を紹介しながら、Leica 15mm f1.7 を 紹介してきました。
私としては、かなりオススメのレンズです。
特に風景、夜景を撮影した時は感動します。
もちろん画角的に、街角スナップでも使えます。
キットズームレンズを卒業したいと考えている方、風景スナップでさらなる画質を求めている方、
マイクロフォーサーズのカメラを持っている方には絶対おすすめできるLeica 15mm f1.7 、是非一度、このレンズで撮影してみてください。
※このレンズで夜景を撮影した写真が以下の記事に載せてあるので、興味のある方はぜひご覧ください。