本記事では、以下の構成で撮影した登山写真を紹介します。
本レンズ、本カメラに興味を持っている方の参考になれば嬉しいです。
[ 本記事の目次 ]
- 私が考える最強・登山カメラはPENTAX
- カメラの解像感を引き出すSigma 17-70mm f2.8-4
- ボケのある写真、マクロも撮影できる万能 Sigma 17-70mm f2.8-4
- 望遠が(35mm版換算で)105mmまで使えるのは登山で便利
- 色もしっかり乗ります sigma 17-70mm f2.8-4
- PENTAXのお家芸・ダイナミックレンジ
- 結論:登山カメラとして最高の組み合わせ(sigma 17-70mm f2.8-4 & PENTAX K-5)
- まとめ
私が考える最強・登山カメラはPENTAX
風景撮りなら一度はPENTAXカメラのスペックに興味を持ったことがあるのではないでしょうか。
私もその一人で、特に、本記事でも使用したK-5以降のPENTAX、特にセンサースコアにくぎ付けでした。
DxO Markのスコアが全てではないことは他のレビュー記事や実際の写真(作例)を見てわかっているつもりですが、それでも以下の数字は衝撃的でした。
出典:デジカメinfo
総合点もそうですが、何よりも先代のK-7からK-5での、ダイナミックレンジやColor Depthの進化がすごすぎて一気に興味を持ちました。
ダイナミックレンジは現行のAPS-C機を含めても、未だにトップクラスのスコアなのではないでしょうか。
K-5が発売当時は、ちがうマウントを使っていたので購入しませんでしたが、その後、数年たっても興味は衰えず、結果的に中古でK-5を購入。
レンズはこの後も紹介している、「sigma 17-70mm f2.8-4 DC MACRO HSN Contemporary C013」を中古で購入。
カメラ&レンズをかなり安く揃えることができました ← 値段は本記事の後半で
見た目はこんな感じ(下の写真)。
私はすごく気に入っています、かっこいい!
まずボディのK-5は防塵防滴のかなりしっかりした造りで、でも他のAPS-C一眼レフの中級機よりも一回り小さいので、密度が高い感じがします。
Sigmaのレンズも艶消しの黒で、程よい重さの頑丈な造り、さらに大きさがK-5にピッタリでバランスがいいです。
私は趣味が登山で、その時にはよくこのカメラを持っていきます。
理由は
- 上に述べたように、ボディもレンズも頑丈な造りであるから。
- そして下で説明するように写り(解像感、色のり)がとても良いからです。
まず一枚、この組み合わせで撮影した写真をお見せします。
解像感よし、色乗りよし、ダイナミックレンジよし。
初めてこのカメラ&レンズで撮影したとき、「写真の腕上がった?」と錯覚しました。それくらい衝撃を受けました。
以下、もっと写真を見せながら、レビューしたいと思います。
カメラの解像感を引き出すSigma 17-70mm f2.8-4
PENTAXのカメラは解像感に定評があるのですが、
それを引き出すには良いレンズが必要です。
このレンズを手にするまでは、キットレンズばかり使っていたのもあったと思いますが、Sigma 17-70mm f2.8-4に変えたとき、明らかに解像感が違うと驚きました。
木や岩、草の感じがこれまでの写真と全然違う。。
どう表現してよいのかわかりませんが、私的には「(境界)線が細い」印象。
物と物の境界線が細いおかげで、すごく解像しているように見えるというのが私が感じていることです。
私はPENTAXの他にオリンパスのミラーレスも使っているのですが、オリンパスのカメラでは逆に境界線が太いというか、ものすごくはっきりしていて、
おかげでコントラストは高いのですが、解像感はPENTAXに劣る気がします。
画作りの問題なのでしょうか?
お互い良いところがあるので、撮影するシーンによって上手く使い分けられたらと思っています。
以下、参考までにオリンパスE-M5で撮影した写真です。
いずれにしても、解像感のあるPENTAXカメラのポテンシャルを、Sigma 17-70mmは引き出しているのではないかと思います。
グッド パートナー !
ボケのある写真、マクロも撮影できる万能 Sigma 17-70mm f2.8-4
このSigma 17-70mm f2.8-4 DC MACROは、名前にも付いているように、マクロ撮影もできます。
山でマクロ撮影できるとほんとに楽しい!
花や昆虫をいい感じに撮影できます。
上の写真のようにしっかり背景をぼかした写真が撮れます。
望遠が(35mm版換算で)105mmまで使えるのは登山で便利
望遠も、35mm版換算で105mmまで使うことができます。
17mmはじまりの明るい(f値の低い)ズームレンズは、35mm版換算で75mmまでのものが多いのですが、このレンズは30mmプラスできます。
この30mmの差は山での撮影で大いに役立ちます。
例えば、上の写真はフランスの山で、ブクタンという動物に出会ったときに撮影したのですが、望遠のおかげで大きく撮影することができました。
花や動物など、撮りたいモノ(物体)があるときは、望遠を使って大きく映して、それを主役にしてあげることで、いい写真になるのではないかと思います
↑ 写真できる人風に語ってみました(笑)
色もしっかり乗ります sigma 17-70mm f2.8-4
Sigma 17-70mm f2.8-4 DC MACROの口コミやレビューを見ると、
「しっかり解像するが、色はあっさり目に写る」
という意見が多かったです。
実際にそうなのかもしれませんが、そこはボディのPENTAXカメラのおかげなのか、私にとっては十分鮮やかな色を吐き出してくれます。
例えば上の写真は山の中腹にあった湖を撮影したものですが、水の色が鮮やかに出ています。
私はこれだけ撮れれば十分と思っていますが・・いかがでしょうか?
PENTAXのお家芸・ダイナミックレンジ
上のDxO Markのスコアにも表れていましたが、PENTAXのカメラはダイナミックレンジ・モンスターです。
とにかくダイナミックレンジが広い!
上手く調整できれば白とびも黒潰れも起きにくいです。
実際に上の写真では、小屋の日陰の部分は結構暗いのですが、
黒潰れせずにディテールが残っています。
登山などアウトドアでの撮影は、日向と日陰で明暗差が大きいため、
このダイナミックレンジの広さがかなり重要です。
その点でも、PENTAXのカメラは登山やアウトドアのカメラに向いていると考えるわけです。
結論:登山カメラとして最高の組み合わせ(sigma 17-70mm f2.8-4 & PENTAX K-5)
上で述べた点:
- 頑丈さ
- 解像感
- マクロ撮影
- 望遠
- ダイナミックレンジ
さらにコスパ(中古で買えば、Sigmaレンズが2万円程度、K-5が1万5000円程度、つまりトータル3万5000円程度)も踏まえて、
これらのアドバンテージから導き出される結論は、
「sigma 17-70mm f2.8-4 & PENTAX K-5 は最強の山カメラ&レンズ」
と言えるのではないでしょうか。
「最強」はちょっと言い過ぎかもしれませんが、
少なくとも3万~3万5000円で揃えられるカメラ&レンズとしては
かなり良い写真が撮れる組み合わせと言えることは間違いありません。
まとめ
本記事の内容が、カメラやレンズの購入を考えている方の参考になれば嬉しいです。
本ブログでは、これからもカメラ・レンズの紹介と、実際にその機材で撮影した写真を載せていくので、興味のある方は是非フォローお願いします。
本記事で紹介した写真を撮影したレンズ、カメラはこちら
レンズ:Sigma 17-70mm f2.8-4 DC MACRO HSM Contemporary C013
中古で買えば、2万円以下(1万8000円くらい?)。
コスパ最強です。
他のマウント(キヤノン、ニコン、ソニー)も上のリンクから選択できます。
カメラ:PENTAX K-5
10年近く前のモデルなので、中古で買えばなんと1万円~1万5000円!!
破格!!
でも性能は十分、本記事の写真はこのカメラで撮影したので、
それの写真で満足と感じた方は、是非手にしてみてください。